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かに座の新月(2)

7月21日2時34分、2回目のかに座の新月です。

 

サビアンシンボルは「双子の体重をはかるミューズ」です。

二つのものの重要度を比較するという度数です。

 

この新月が2ハウスにあり、8ハウスの土星とタイトな180度になっています。

 

新月は冥王星とも180度になっており、冥王星の近くには木星もあります。

 

新月側は直感的な力を使った公正な判断、土星側は経験値から現象を読み解くといった判断です。

 

これらがお金に関わる2ハウスと8ハウスに入っています。

 

お金の使い方に関して、今までの常識にとらわれず、新しい見方で考えていくことを表しています。

 

新月はかに座、木星・土星・冥王星はやぎ座にあり、かに座とやぎ座は共同体や国などに関係しますので、共同体や国にとって、本当に価値あるものを選んで残していく、というような意味にもなります。

 

もちろん、これは個人にも当てはまります。

 

お金のほかには、親や先祖から受け継いだ罪悪感など、ネガティブなものを浄化するのにも適した運気です。

それによって金運も良い方向に変わっていくでしょう。

 

1ハウスの水星が、未来を表す11ハウスの天王星と60度、10ハウス終わりの火星と90度です。

自分の未来につながるものをよく考えて、将来性のあるものを残し、古くなったものを断捨離する、そういった行動が促されるかもしれません。

 

やぎ座木星のサビアンシンボルは「敗北を優美に認める将軍」です。

大人な態度を取ることで、精神性の高さ、懐の深さを表します。

深みにはまる前に、損切りするというのも大人の対応なのかもしれません。

 

10ハウスにはうお座海王星があり、8ハウスやぎ座木星と60度です。

気をゆるめるとクラスター感染が広がりそうなので、引き続き感染には警戒が必要です。

 

プラスの面としては、地域の困りごとから新たな発想を得て、新しい活動につながっていくということが挙げられます。

 

香港民主化運動の周庭さんが、今は生きることが大事、生きてさえいれば希望がある、というようなことを書いていましたが、その言葉をちょっと彷彿させる新月図です。